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中国鉄道計画エチオピアでも脱線へ
 一方パラオ-台は熱い友情を示す

 
マレーシアに続いてまた一帯一路の鉄道計画が
蹉跌しそうです (鉄道だけに・・)
中国経済近況としてまとめてありますので 
ご覧ください/ 大和タケル
 
「一帯一路」鉄道計画が
エチオピアで頓挫、中国融資減速 
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エチオピアは、シルクロード経済圏構想
一帯一路のモデル国家として、中国共産党の
専門家から称賛され 一帯一路に約14兆円を
投資して、自国とユーラシア、アフリカ大陸を
つなぐ鉄道、道路、海路の構築を目指している。 
 
しかし、「アフリカの角」に位置する
人口1億人のエチオピアは債務返済で苦境に
立たされており、同国の主な債権者である
中国が、一部のインフラ計画の収益性に懸念を
強めて融資を鈍化させる兆しが見えている
 
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内陸に位置するエチオピアの交通整備プロジェクトの
収益性に対する中国の懸念は、アディスアベバと
ジブチ港を結ぶ標準軌間の鉄道に集中している。
 
中共中央党校の趙磊教授は中国が融資する
首都アディスアベバの周辺鉄道とエチオピアと
ジブチ間の鉄道プロジェクトを挙げ、
「プロジェクトの持続可能性は低い」との
見方を党機関紙の光明日報で示した。
ロイターより一部抜粋
 
もっともマレーシアの場合はマハティール首相が
「中止したプロジェクトは利益をもたらさない」
と述べたようにマレーシア側からの断りでしたが
今回の場合は 記事だけ読むとどうも中国側から
見切りをつけた印象です
 
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ジブチに建設された中共軍基地の様子

みずほ等でもあった 甘い予測による杜撰な
融資的展開となっているようです
ただし ジブチはWW2の時のように戦略的重要性を
増しているので そう簡単に引き下がらないかもしれません
 
さて ご承知のように中国も米国との経済紛争に
加え成長鈍化などの要因により 経済の不透明感が
増しており 資金の余裕も低下しています
その一例として 不動産関連記事を見てみましょう
 
不動産市場バブル崩壊 土地入札不成立が急増
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 中国の不動産市場は、開発業者が金に糸目を
付けずに土地を買いあさっていた昨年から
状況が一変、地方政府が行う土地使用権入札で
不成立が増加している
このため開発業者は様子見姿勢を強めている。 
 
入札の不成立は7月以降、大都市で目立って増えた。 
政府の引き締め策の長期化やマクロ経済の悪化で
開発業者が流動性の減少や利ざやの縮小に見舞われている 
山東省第2の都市、済南が今月実施した入札は8件が
不成立となったほか10件が最低売却価格で落札され、
基準を4%弱上回る価格での落札が1件だった。 

 不成立数が過去最高となる
また、やはり今月に山西省の太原市が実施した入札は、
この数年で最大の規模になるとの期待を裏切って
8件が不成立となった。 
2件は価格が最低基準に達せず、他は応札自体がなかった。
 
土地入札の不調はこの2都市に限ったことではない。 
不動産会社センタラインによると、土地入札の不成立は
今年1─7月が796件と前年同期の2倍以上に増えて
大都市で15年来の高水準、小都市で過去最高を記録した。
newsweekjapanより一部抜粋
 




 
※関連記事見出し
北京中心部の空き家物件は90万件以上、
解決には課税が効果的?

中国では作ったまま放置された郊外のゴーストタウンの
画像がかなりUPされていますが 北京市内にも空き家が
増加中ということがレコチャにも載っていました
 
もっとも中国の不動産も好不調を周期的に繰り返しており
下がり時は仕込み時と強気の中国人がいるのも事実です
ただ 今回は米国との経済紛争が本格化している
上に中国から出て行く企業も増えている現状で
これまでのように調整で済むかどうか? ということです
中国の成長率等のデータのいい加減さは有名ですが
こういう取引数から経済状態の実態が垣間見れると思われます
 
※関連記事見出し
スズキ、中国市場に「見切り」 インドから西をにらむ
 
ところで 冒頭に一帯一路などで他国を食い物にする
強欲な中国の記事がありましたが その一方で国と国との
友情とも呼べるちょっといい話もあります 
黄文雄という台湾出身者の記事からご紹介します
 
 中国の妨害に屈せず
「日本精神」で通じ合う台湾とパラオ 
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台湾と国交があるパラオです 中国は昨年末、
外交関係がないことを理由に、パラオへの
中国人観光ツアーを禁止しました。 
パラオを訪れる観光客の半分を占めていた中国人が
来なくなったことで、ホテルやレストランは閑散とした
状態だといいます。また、これまで同国の美しい
風景目当てに殺到していた中国人投資家も去りました 
 
 
パラオのトミー・レメンゲサウ大統領
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「集団での観光は環境に被害をもたらしている
パラオは数が大きな利益を意味していたわけではない。 
我々は量ではなく質の政策を模索する決意をより強くした」
 
中国の嫌がらせに対して、むしろ望むところだと
いった気概を見せています。
「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」より
 
嗚呼! エゴイズムと利害だけが渦巻く大国間の
暗闇の中に差し込んだ一条の友情の光・・・
 
文学的に書くなら こんな感じでしょうか
ここのところ 利権や謀略じみた話ばかりを
耳にしていたので国家間の助け合いは
久しぶりに見た気がします

パラオ共和国は親日な国でアンガウル州では
日本語が公用語となっているそうです
風光明媚な上に 義に厚く親日なパラオのために 
なんとか我々も一肩脱いでみたいものです
 



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