解任に対立 そして中国包囲まで 動き出した世界の政治状況
日本でも忖度うんぬんで 政界に注目が
集まっていますが世界の政治も刻々と動いています
まず大きな人事刷新のあった米国からいきましょう
大和タケル/Takeru Yamato
後任にはポンペオCIA長官が指名された。
トランプ氏は記者団に「ポンペオ氏とは波長が合う。
非常にいい関係だ」と話した。
ホワイトハウスでは昨年の秋以降、ポンペオ氏を
ティラーソン氏と交代させる人事が検討されていた。
トランプ氏とティラーソン氏は当初からさまざまな
外交政策で意見が食い違っていた
情報筋によれば、ティラーソン氏がトランプ氏を支持せず、
独断で外交政策を進めようとしていた姿勢は明白で、
トランプ氏もそれを感じていたという。
また、企業幹部出身のティラーソン氏が進めてきた
国務省内の大胆なリストラに対し、職員や外交官からの
批判も強まっていた。
北朝鮮との首脳会談をいつ、どのように開催するかをめぐる
意見の対立が、解任の決定的な要因になったという。
更にマクマスター補佐官も解任
マクマスター大統領補佐官を解任する方針を決めた
米朝首脳会談を前に政権の外交・安全保障チームを
忠誠心の強い人物で固めることを目指した人事刷新
cnnなどより抜粋
ここでは後任のポンペオ氏についてちょっと書いておきます
"Mike" Pompeoは2016年よりCIA長官に就任しました
陸軍士官学校出で 機甲師団関連部隊にも
所属していたようです
過去に注目すべき発言をしています
CIAポンペオ長官「最大の脅威は中国」と断言
Q 安全保障という観点から米国にとって最大の脅威は何か?
A 長期的には中国が米国にとって最大の脅威になるだろう
ポンペイオ発言の主旨
●中国は他のどの国よりも米国をライバルと考えている
軍事力の強化に力を入れており、世界各地で米国に
対抗しようとしている
●更に米国を弱体化させるための努力を続けており
サイバー攻撃等により、技術や軍事機密を奪おうとしている
ワシントン・フリー・ビーコンより
またCIAは近年 10名以上もの大事なエージェントを
中国側に消されており 情報ルートを潰さています
当然 中国に対して好感をもっているとは思えません
周知ですがロシアのプーチン大統領も出身はKGBで
こうした人物に対抗していく上でも 情報組織に
詳しい者の登用はけっこうなことだと思われます
(てか日本もちょっとは見習うべきでしょう)
そして マクマスター大統領補佐官の後任にはケロッグや
ボルトンなどの名が挙がっているようです
タカ派で北朝鮮等に強硬意見が持論のボルトン氏が
入ればこれは当たりの強いオフェンスラインが形成され
そうですが もっとマイルドな人選になるか注目です
また欧州では ここにきて英国とロシアの関係が
発端は英国に逃れていた元ロシアスパイの暗殺
でしたがこれをロシアの仕業と断じた英政府は
ロシア側の外交官23人を国外追放しました
ロシア、英国の行動に対応し、英国人外交官追放へ
ロシアは英国の行動に対応し、近いうちにも英国の
外交官を国外追放する。ロシアのラブロフ外相は
英国人外交官をロシアから追放する用意があるか?
との質問に「近いうちに必ず(そうする)」と答えた
外交官を国外追放する。ロシアのラブロフ外相は
英国人外交官をロシアから追放する用意があるか?
との質問に「近いうちに必ず(そうする)」と答えた
BBC等より抜粋
英ロは昨年 国防相同士が核の先制攻撃に言及するなど
お互いにかなりやりあっていましたが いよいよ口先だけで
ないフェーズに入ってきました
一方 アジアでは中国の膨張主義に対する警戒感が
これまで以上に広がりを見せています
その証拠にこれまでは違った組み合わせの協力関係が
見られます
フランス、インド両国はインド洋での軍事協力を
定めた合意文書に調印したと発表した。
マクロン仏大統領はニューデリーでモディ印首相と
行った共同記者会見で「インド洋や太平洋で覇権は
あってはならない」と述べ、中国の海洋進出を暗に牽制した。
この合意は、軍基地の相互利用を認める内容。
フランスはインド洋の海外領土レユニオン島のほか、
中東のアブダビ、アフリカのジブチに海軍基地を保有しており、
インドはこれらの拠点に寄港が可能になる。
当然日本もこうした動きを展開しています
日仏2+2開催
2018年1月第4回日仏外交・防衛閣僚会合が
東京で開催されました。
出席者は、河野外務大臣、小野寺防衛大臣、
ジャン=イヴ・ル・ドリアン欧州・外務大臣及び
フロランス・パルリ軍事大臣でした。
日土 中国に対抗のため協力へ
「アフリカ市場 日本と協力で中国に対抗可能」
トルコのニハト・ゼイベクジ経済相
「アフリカのインフラ市場では、中国が50%余りの
シェアを占めて圧倒的な存在感を示している
一方でトルコのシェアは5%、日本は1%未満にとどまります。
トルコの建設業界はアフリカや中東地域で実績と経験があり
日本の技術力と合わせれば巨大な市場でリードできる。
中国よりはるかに強い存在になれるだろう」
両国の協力関係を強めることで中国にも対抗できるという
認識を示しました。
まったくその通りだと思います
しかしアフリカでの日本のシェアは1%未満ですか
これはなんとかしないとダメですね
こちらは相互リンクサイトです
どのサイトもおもしろいです
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